まあるい気持ちでのんびり歩こう ♪

 休日ライフエピソード・・・登山日記、旅行・ドライブ、食べ歩き、たまに読書レビューなんかを (^^♪

読んでみた 117

備忘録的な意味もあり読んだ本をその都度アップしていくつもりで読んでみたカテゴリを設けてたんだけど、サボってばかりで殆どアップ出来ていない (-_-;)

今年は頑張ろう!ってことで

2020年の一冊目は...

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昨年1年間で最も注目を集めた小説。葉真中先生の「Blue」。

本当は昨年末までに読み終えなくてはならなかった本なんだけど。

 

っで、あらすじは...

 

平成、という時代があった。

平成という時代が始まった日に生まれ、終わった日に死んだ一人の男がいた。

母が生まれたばかりの彼を胸に抱いたとき、窓の向こうに青空が広がっていたという。

青は母親の一番好きな色だった。だから彼女は彼に「青(あお)」と名付けた。

呼びかける時は、ブルーと呼んだ。のちに彼と親しくなる人の多くも彼をブルーと呼ん

だ...

 

平成元年に生まれた男。平成15年に迷宮入りした教員一家惨殺事件。

平成が終わる直前に起きた男女殺人事件。ひとつの時代の中でつながっていく真実。

その怒り、その悲しみ、その絶望。なぜ殺人鬼が生まれたのか。

児童虐待、貧困、外国人労働者格差社会の生んだ闇に迫る、クライムノベルの決定版!

新大藪賞作家が、平成に埋もれた真実をあぶりだす!

 

感想は...「面白い」の一言です。ただ、やはり昨年末までに読んでおきたかったですね。

 

っと言うことで、次回作も期待大です。

読んでみた 116

文庫化されたら買おうと思っている本ってかなりある。その中でも一番楽しみにしていた小説がやっと文庫化されたとのことでいつもの本屋さんへダッシュ

本屋さんに入るやいなや、裏表紙のあらすじや帯なんかに目もくれず速攻で購入し速攻で帰宅し速攻でページを捲り読み始めたら案の定、1ページも読まないうちに引き込まれ...

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太田愛先生の「天上の葦 上・下巻」。

 

上巻のあらすじは...白昼、老人は渋谷の交差点で何もない空を指して絶命した。

死の間際、老人はあの空に何を見ていたのか。突き止めれば一千万円の報酬を支払う。

興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。

老人が死んだ同じ日、一人の公安警察官が忽然と姿を消した。

その捜索を極秘裏に命じられる刑事・相馬。

廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、

遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀。二つの事件がひとつに結ばれた

先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた。鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎

に挑む。

 

下巻のあらすじは...失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り

着いたのは瀬戸内海の小島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。

そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車

が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。

あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリック

を暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。―君は君で、僕は僕で、最善を尽

くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に

立ち向かう。

 

今回のテーマは簡単に言うと「言論の自由」、「報道のあり方」と言うようなことになるんだろうと思うけど、ミステリとして当然秀逸で、いつもの通りテンポも良くページを捲る手が止まらない、前二作同様ガッツリ引き込まれる作品でした。

 

ちなみに前二作は...

読んでみた 58 - present location

読んでみた 59 - present location

 

脚本の仕事を続けてるのかどうかは分からないけど、誰かが言っていたとおり太田愛先生には小説の執筆活動に専念してほしいですね。

っと言うことで、次回作も楽しみです。

読んでみた 115

相変わらずほったらかし~ですが、映画を見に行ったり食べ歩きしたりと適当に遊びながらも、本屋さん通いも怠らず?積読本を増やし続けてます(^^;)

前回の「読んでみた114」から7冊ほど読み終えたんですが、今回はその7冊の中からコレをご紹介。

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米澤先生の新刊。

 

一度死んだ村に、人を呼び戻す。

それが「甦り課」の使命だ。 山あいの小さな集落、簑石。 六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、Iターン支援プロジェクトが実施されることになった。

業務にあたるのは簑石地区を擁する、南はかま市「甦り課」の三人。

人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香(かんざん・ゆか)。
出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和(まんがんじ・くにかず)。
とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣(にしの・ひでつぐ)。

彼らが向き合うことになったのは、 一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった-–。

徐々に明らかになる、限界集落の「現実」!そして静かに待ち受ける「衝撃」。

『満願』『王とサーカス』で史上初の二年連続ミステリランキング三冠を達成した最注目の著者による、ミステリ悲喜劇!

 

あらすじはこんな感じの6編からなる連作短編なんだけど、各編、伏線が散りばめられ、読み進めるにつれ思わぬ方向に物語が流れていき...最後の最後で「Iの悲劇」というタイトルに得心。

 

時間を忘れて一気読み。

 

さすが米澤穂信先生です。

 

っと言うことで、次回作も早く読みたいですね。

読んでみた 114

山で遊ぶのに忙しくてサボってましたが、読書と本屋さん通いは続けてます。っで、読んでる途中の本があっても本屋さんに寄るもんだから積読本が増加の一途をたどってますが、今年買った本は今年中に片さないとね~って言うことで、積読本の中から今回はこんなを読んでみました。

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タイトル&「イノセント・デイズ」の早見先生と言うだけで即買い。

 

「幸せになりたいから働いているんだ」 谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。
現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、 文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、 日々忙しく働いている。
あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。

 

『イノセント・デイズ』『小説王』の著者が、満を持して放つ働く全ての人々に捧げる
ノンストップエンターテインメント。
驚愕のラストが待ち受けています。 「リアルすぎます」 「爆笑のち号泣」 「元気が出ました」 「トリックもすごい! 」 『ランティエ』連載時より全国の書店員さんはじめ、話題騒然!

 

あらすじはこんな感じでコメディチックなお仕事小説なんだけど...

 

東京のある中規模書店を舞台におバカ店長の下で働くアラサー女性書店員の笑いあり、涙あり、そしてちょっとしたミステリもあったりして、自分的にはかなり面白くてほんの数時間で読了。

 

特に、おバカ店長が良いんですよね~。こういうおバカは良いおバカだよなーって自分的は思いました。

 

レビューを見ると書店員の方たちのレビューが多いようで、「あるある!」、「自分の事かと思った」、「主人公は自分?!」等々、書店員さんのあるあるらしいんだけど、本を購入する側からすると知らなかったことばかりで、書店の内情には驚くことがたくさんありました。

 

っと言うことで、今月はあと2冊くらいは積読本を片したいところだけど...

読んでみた 113

今月は山で遊ぶのに忙しく読書する時間がないくせに、ちょっとでも時間が空けばコーチャンフォーへ行ってしまう。して、行けば買わずにいられないというか、買わなきゃ出てこれないような気がして...(^^;)

今月も積読本が増えてしまったけど、のんびりゆっくり読んでいきましょうってことで、今回も積読本の中からこんなのを読んでみました。

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帯の「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました...」に惹かれ買っておいた本。

 

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。日本推理作家協会賞受賞。

 

あらすじはこんな感じで、よくあるお話って感じもしたけど、最初から一気に引き込まれ気付けば朝に...これは「徹夜本」と言っていいでしょう。

ただ、寝込みはしませんでしたが (^^;)

 

っと言うことで、今月はせめてあと一冊は読みたいけど...

読んでみた 112

研修とかセミナーとか出席しなきゃならないのが色々とあって、読書する時間があまり

取れない。そんな時はボリュームのある本は避けて、ページ数も280頁程度でサクッ

と読めるなようなのをと言うか、箸休め的な目的もあって積読本の中から今回はこんな

のを読んでみました。

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初読みの作家さん。単純にジャケ買いしてしまったやつ。

 

日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったい

ないなぁ。というわけで、全部行ってみることにした。

33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。名物料理を無理して

食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。

その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。

 

裏表紙にはこんな風に書かれてます。

 

行き当たりばったりで、ゆるふわな感じで、「わかる...わかるよ、それー!」って

ところもけっこうあったりして...

 

かなりの辛口レビューが多いけど自分的にはなかなか面白かったけどなぁ。

 

っと言うことで、7月はゆる~い感じの本からスタートです。

読んでみた 111

何だかんだと6月もあと少しと言うか、今年も残すところ半年余り。

相変わらず本屋さんに寄るもんだから積読本が減らない。今日も2冊ほど購入してしまった...(-_-;)

今年こそは全て読み終えたいけど、この調子だとたぶん無理。

とは言え、少しはペースアップしなきゃてことで、今回はコレを読んでみました。

 

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昨年読んだ「代償」がドストライクで、すぐに読むつもりで買っておいたんだけど、読みたいのが次々文庫になっちゃうもんだから今日になってしまった...

 

ちなみに「代償」はコチラ→読んでみた 86 - present location

 

4人の関係者、3つの遺体、2人の刑事、1人の女。クライムサスペンス!

他人の家庭に入り込んでは攪乱し、強請った上で消えてゆく正体不明の女〈サトウミサキ〉。別の焼死事件を追っていた刑事の元に15年前の名刺が届いたことから、過去を探り始めた刑事たちは、ミサキに迫ってゆくが。

こんな感じのあらすじ。

 

物語は全八章からなる連作スタイルで、前半の四章では「サトウミサキ」と関わった老若男女(お見合いパーティーで知り合った中学教師、フリーター、資産家の独居老人、死んだ夫の保険金を請求する妻)たちが事件に巻き込まれていくところが描かれ、後半は二人の刑事が軸となって物語が進んでいきます。

 

次第に各章が繋がり「サトウミサキ」を中心とした事件の全容が次第に明らかに...

 

「代償」ほどではなかったけど一気読みでした。

 

っと言うことで、今年はあと何冊読めるだろうか...